【ニュース】トヨタ・モビリティ基金のアイデアコンテストのファイナリスト2社が連携―バリアフリーeスポーツをサポート

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トヨタ・モビリティ基金(TMF)主催の「もっといいモビリティ社会」をつくるアイデアコンテスト「Mobility for ALL – 移動の可能性を、すべての人に。」に採択されたePARA及びテクノツールは、様々な障がい当事者の可能性を広げるバリアフリーeスポーツ推進の連携を行うと公表しました。

アイデアコンテストについて

TMFは、モビリティを通してより豊かな社会の実現を目指す組織です。あらゆる人が可能性を高め、生き生きと暮らせる持続可能なコミュニティ形成に取り組んでいるそう。「Make a Move PROJECT」は、TMFが行う「もっといいモビリティ社会」を作るアイデアコンテストとのこと。

「Mobility for ALL – 移動の可能性を、すべての人に。」は、「Make a Move PROJECT」のContest01として公募されたアイデアコンテストです。障がいのある人がレース観戦を楽しむための課題やハードルを乗り越えるためのアイデア・ソリューションを募りました。一次審査を通過した17チームが、2022年7月~10月にかけて岡山国際サーキットをメインステージとして実証実験を行ったといいます。

紹介ページ:https://mobility-contest.jp/department1/

その後、実証実験の成果と2023年の新しい取り組みプランについて報告し、当事者の視点、サスティナブルな観点から、次のステップへの審査を実施。8チームが採択され、テクノツールの「体感しよう、レーサーの興奮を。レーシングシミュレーター」とePARAの「クロスライン-ボクらは違いと旅をする-」もファイナリストとして選出されたようです。

紹介ページ:https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/38317978.html

リアルレースとバーチャルレースの融合「クロスラインレース」について

ePARAは、アイデアコンテストのファイナリストとしての選ばれ、今年の1月からSEASON2を実施しているそう。SEASON2では、スーパー耐久機構事務局(STO)公認のもと、第5戦もてぎスーパー耐久との同時スタートによるeモーターレースを行うとのこと。サーキットが見えるモビリティリゾートもてぎの施設内にてeモータースポーツの耐久レースを実施することで、年齢をはじめ性別、場所、時間、障がいの有無を問わずにeレーサーにチャレンジ可能な「舞台」としての進化を目指すといいます。

<クロスラインレース×テクノツール>
テクノツールは「e-Racing Project」の中の1つとして、「クロスラインレース」内で使うシミュレーター2台を貸与。また、障がい当事者をメインとするチームを編成し、同レースに出場するそうです。

<テクノツール「e-Racing Project」>
テクノツールが推進している「e-Racing Project」は、元F3レーサーで車椅子ユーザーの長屋宏和氏によるトップeレース参戦プロジェクトとのこと。テクノツールはデバイス開発で協同しながら、長屋氏と協力してレーシングシミュレーターの楽しさを提供する活動を進めているそうです。

車椅子eサッカーチーム「ePARAユナイテッド」について

車椅子に乗る人

ePARAユナイテッドは、2022年5月にスタートした、車椅子ユーザーだけで構成されるeサッカーチームだそうです。J1に所属する川崎フロンターレとの共創企画を重ねるなど、障がいの有無や立場の垣根を越えた活動にチャレンジすることが特徴とのこと。

<ePARAユナイテッド×テクノツール>
テクノツール社は、肢体不自由により特殊コントローラーを必要とするePARAユナイテッドのプレイヤーを対象にテクノロジーサポートを行うそうです。

テクノツールとは

テクノツールは1994年に創業しました。以来、パソコンやスマートフォンなどへの入力操作を補助することにより、肢体不自由者の働く、学ぶ、遊ぶなど多様なシーンにおける自己実現や社会参加を後押ししてきたそう。近年ではテレビゲームの操作サポートも行っており、Nintendo Switch公式の障がい者向けコントローラー「Flex Controller」の開発監修および販売も担当。これまで積み重ねてきた入力に関するノウハウを用いて、レーシングシミュレーターのコントロールシステムを開発しているといいます。

バリアフリーeスポーツ「ePARA」について

「本気で遊べば、明日は変わる。」をステートメントに、バリアフリーeスポーツ※を提唱。eスポーツを通した誰もが輝ける社会づくりを目指し、障がい当事者との共創を主体的に行っているようです。

※バリアフリーeスポーツとは、「年齢、性別、場所、時間、障がいの有無を問わず参加できる環境の下行われるeスポーツ」を意味するePARA発の造語

参考

テクノツールについて

会社名:テクノツール株式会社
代表者:島田 真太郎
URL:https://ttools.co.jp/

ePARAについて

会社名:株式会社ePARA
代表者:加藤 大貴
URL:https://epara.co.jp/

トヨタ・モビリティ基金について

団体名:一般財団法人トヨタ・モビリティ基金
代表者:豊田 章男
URL:https://toyotamobilityfoundation.jp/

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