株式会社JCGは、より良いeスポーツ映像を提供するため、JCG豊洲スタジオにゲーム観戦専用ルーム「オブザーバールーム」を開設したことを発表しました。
「オブザーバー」とは
eスポーツにおける「オブザーバー」とは、ゲーム観戦に特化した技術職のことであり、フィジカルスポーツでのカメラマンに当たる存在とのこと。ゲーム内のカメラを操作し、プレイヤー視点や俯瞰視点をシーンに応じて使い分けつつ、試合の大事な場面を瞬時に捉え、視聴者にとってわかりやすい形で映像を演出するそう。オブザーバーのスキルにより、eスポーツの魅力やスリルを余すことなく伝えられるといいます。
JCGの「オブザーバー」
JCGに所属している「オブザーバー」は、競技レベルのゲームプレイ経験を有するエキスパート集団。ゲームへの深い理解と様々なゲームジャンルに対応可能な柔軟性を備えており、新作タイトルにも迅速に適応できる能力があるようです。そのため、あらゆる大会でハイクオリティな映像演出を実現し続けることができるのだそう。
同社の「オブザーバー」は、単なる試合の記録者ではなく、試合の熱気や緊張感を即時視聴者に届けることを目指しています。そして、リプレイやハイライトを巧みに盛り込んだ映像を提供することで、視聴者が瞬時に試合の展開を理解し、プレイヤーたちのパフォーマンスを最大限に堪能できるようにすることだといいます。視聴者がただ試合を観戦するだけでなく、試合の興奮と緊張感を肌で感じ、まるでその場にいるかのように楽しめる映像体験を提供することをミッションとしているようです。
「オブザーバールーム」の特徴
同社の「オブザーバールーム」は、ゲーム観戦を専門とした最新のオペレーションルームとのこと。幅広いゲームの映像スイッチングに対応し、遠隔地へのオンライン映像送出もできる設計で、視聴者に臨場感たっぷりの映像体験を届けるための設備が整っているそう。
・ゲーミングPC/デバイス
eスポーツ配信では、PCでカメラを操作することが一般的だそうです(モバイルタイトルでは専用の端末を用意するそう)。同社では、あらゆるゲームタイトルに対応するため、解像度、フレームレート、色彩といった、厳格な映像品質基準を満たすハイパフォーマンスなPCと、視聴しやすい映像を作るために欠かせない操作性を備えたデバイスを用意しているとのこと。
・カメラスイッチャー
カメラスイッチャーは即座にカメラアングルを変えるための機材。eスポーツでは試合中に色々な情報を載せたテロップを取り扱うことが主流となっているため、その要件を十分に満たせるスペックの高いスイッチャーを常設しているそうです。
・コミュニケーションシステム
オブザーバー同士の緻密なコミュニケーションは、観戦オペレーション中に次にどこで何が起きるかを予測し、視聴者が最も見たいシーンを確実に捉えるために欠かせないとのこと。同社では、コミュニケーションをスムーズに行うためのインカムや、誰のカメラが映し出されているかを表示する機材など、リアルタイムで情報を伝えられるハイレベルなコミュニケーションツールを完備。オブザーバーチーム全体の連携を強めているといいます。
・リプレイ機器
熱狂の瞬間を逃すことなく、効果的に演出に活かすため、リプレイ専用の機器も備えているそう。リプレイシーンのクオリティアップため、リプレイオペレーターにもオブザーバーと同じコミュニケーション環境を整備し、精密な連携ができるようにしているようです。
JCGとは
JCGは、eスポーツのオンライン大会プラットフォームを提供する日本最大クラスのeスポーツプロバイダーだそうです。年間1,000回を超えるeスポーツのオンライン/オフライン大会を組成・運営し、年間延べ29.2万人が参加しているのだとか。
また、同社が掲げる「信頼・安心・夢中な場を提供する企業であり続ける」という社会的理念のもと、eスポーツ大会・イベントを通したユーザーコミュニティの形成・活性化をサポートしているとのことです。
参考
株式会社JCGについて
会社名:株式会社JCG
代表者:松本順一
URL:https://jcg.co.jp/
コメント