一般社団法人日本 e スポーツ連合(JeSU)は、ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン、eスポーツなどを通じた教育事業を手掛けるGAKU、株式会社セガと協同で、特別授業「GAKU GAMES」を行ったようです。
「GAKU GAMES」とは
「GAKU GAMES」は、2022年6月に神石インターナショナルスクールで行った「JINIS Esports Day」に続く、eスポーツを契機に栄養、心・体の健康などを集中的に学ぶ機会を創り出す取り組みとのこと。
3月12日(日)、13日(月)の2日間にわたって開催された同イベントでは、ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンの生徒約80人を対象に、運動や食育、そして「ぷよぷよeスポーツ」を用いたeスポーツ大会を実施。参加した子どもたちは、様々な授業を通じて、問題解決や戦略的計画、コミュニケーションの重要性、リーダーシップスキルの向上などについて幅広く学習しました。
GAKU GAMESプログラム
GAKU GAMESプログラムは以下の通りです。
<教員と保護者のための講演会>3月6日
脳科学者のTJパワー氏により、サイバーウェルネス、デジタルテクノロジーが子どもたちや成長中の脳に与える影響について、指導と講演が実施されたようです。
<食育講座>3月12日
GAKU CEOの岡本紗代氏による、栄養素の理解及び健康的な食生活におけるバランスの大切さについての授業が実施されたそう。アクティビティでは、目隠しをしてオーガニック食材と加工食材を1つずつ食べ、より健康的な方を当てるブラインドテイストテストを行ったようです。
<こころと身体の健康教室>3月12日
子どもたちは8チームに分かれ、様々なアクティビティに取り組みました。アクティビティはそれぞれ、問題解決能力、マルチタスク能力、コミュニケーション能力アップを目的としています。一連のアクティビティを通して、デジタルテクノロジーによるその場だけのコミュニケーションではなく、より奥深い意義のあるコミュニケーションの形を学ぶことができたようです。
<ぷよぷよeスポーツ大会>3月13日
子どもたちは前日と同じ8チームに分かれ、今までに習得したスキルを活用し、「ぷよぷよeスポーツ」の大会に挑戦。バランスの良い生活様式をキープすることを意識しながら、デジタルテクノロジーを中心としたeスポーツ大会で戦ったそう。この大会は、「子どもたちが安全にデジタルテクノロジーを使用可能な環境の構築」、「教職員が生徒とデジタルテクノロジーの関わり方を直接見ること」、そして「デジタルテクノロジーが私たちの暮らしの中で大きな割合を占めても、健康的な生活様式を作り、維持するための方法」について、参加者全員が学べたといいます。
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンのコメント
ハロウ安比の代表者・ミック・ファーリー氏は、「ハロウ安比の子どもたちは、パンデミックの中で成長期を過ごしたデジタルネイティブ世代であり、デジタル機器にとても愛着を持っている。学校設立初年度の最大の課題は、現実と仮想に対して、よりバランスのとれた健全なアプローチが取れるよう、生徒たちを導くことだった。GAKU GAMESでは、子どもたちがゲームでコミュニケーションを取りながら、健康的な生活様式の重要性をより良く理解できるよう、eスポーツを用いたエキサイティングで子どもメインの教育体験を提供した。ぜひ、ハロウ安比で再びGAKU GAMESを行いたいと思う。」と語っていました。
GAKUのコメント
GAKUの代表者・岡本紗代氏は「世界人口の7割以上の子どもたちが既にeスポーツを楽しんでいる。GAKUでは、この興味と子どもの「好き」という気持ちを活かしeスポーツを教育ツールとして使っている。GAKUの使命は「教育、開花、発揮」であり、GAKU GAMESでは参加者全員に講義で新たなことを学習し、その後のアクティビティでその知識を用い、それぞれのスキルや才能を開花し発揮してもらいたい。技術が普及し、欠かせないものとなっていく中で、子どもたちには食育、心身の健康を考えながら技術と向き合ってもらいたいと思う。」とのことでした。
株式会社セガ eスポーツ推進室のコメント
株式会社セガ eスポーツ推進室の五十嵐勝氏は「大会では進行MCやプレイヤーインタビュー、撮影など大会運営の一部を有志の子どもたちに担当してもらい、大会を全編英語で進めていった。参加した81人の生徒たちがお互いを称え鼓舞し一喜一憂する様子は、eスポーツが異なる文化で育った友達との1つの共通言語になり得ると実感させてくれるものだった。eスポーツを通して、私たちも子どもたちと共に同じ時間をシェアし感動を分かち合う体験を楽しめた。」と語っていました。
JeSUのコメント
JeSUの代表者・岡村秀樹氏は「「GAKU GAMES」は、eスポーツを教育現場に導入し、様々なスキルを伸ばし、新しい興味関心・探究のきっかけを見つけるという、とても先進的な取り組み。eスポーツは、教育はもちろん、地方創生や健康福祉、国際交流など、共生社会実現のためのソリューションとして、幅広い可能性を持っている。この取り組みに参加した子どもたちが今後、私たちの予想だにしないような形で、eスポーツを世の中のために役立てくれる日が訪れることを心から期待している。」とのことでした。
参考
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンについて
学校名:ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン
代表者:ミック・ファーリー
URL:https://www.harrowappi.jp/ja/
GAKUについて
会社名:GAKU
代表者:岡本 紗代
URL:https://www.gaku.world/
株式会社セガについて
会社名:株式会社セガ
代表者:杉野 行雄
URL:https://www.sega.co.jp/
JeSUについて
団体名:一般社団法人日本eスポーツ連合
代表者:岡村 秀樹
URL:https://jesu.or.jp/
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