【ニュース】大型ロボット×eスポーツでエンジニアを育成! CoRE2025シーズン新ルール公開

その他
この記事は約3分で読めます。

一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構は、大型ロボットを一人称視点で操縦してディスクを投げ合い闘うエンジニア選手権、通称CoRE(コア)の2025シーズンの新ルールを公開しました。

CoRE2025シーズン ロボット競技ルール

CoREは、複数台数のロボットがフライングディスクを投げ合い、相手ロボットに当てて撃破を目指すエンジニア選手権です。ロボットの操縦手は、ロボットに搭載したカメラの映像(一人称視点)を見て操縦する、まるでゲームのような競技性が特徴。まさにFPSゲームを実体化したeスポーツと言えるでしょう。また、CoREのロボット競技は協力と戦略がカギとなる同盟バトル方式とのこと。負けたチームが勝利したチームに加わって1つの同盟となり、協力して次のバトルに挑むこの形式では、チーム内のみならずチーム間の連携と交渉力が欠かせないといいます。

ルールブック:https://github.com/scramble-robot/CoRE-Rulebook/

2025シーズンでは、今までのルールをより一層パワーアップさせたそうです。
1部リーグでは、開発可能なロボットの種別が倍増。人が操縦しフライングディスクを投げて攻撃する「アタッカー」、完全オートマチックでボールを投げて攻撃する「オートタレット」に加えて、フィールド上のブロックを移動させてルート開拓や防御陣地構築を行う「ビルダー」、4脚歩行で障害物を乗り越えて味方にバフを与える「ストライダー」が今回より出場できるようになったとのこと。フィールド上にもバンカーや高台などたくさんの要素が新たに登場します。新シーズンの1部リーグは多様な種類のロボットが出場し、よりゲーム性が向上しているとのことです。

2部リーグでは参加チーム数の増加をフレキシブルに受け入れるそう。また、参加者層に合わせた選手権日程を実施するために、総大将決定戦で結成する同盟の数を2つに、さらに決勝トーナメントは決勝戦のみに変更したといいます。競技の基本はそのままで、強化素材に関して難易度調整などを実施。より参加しやすい2部リーグとすることで、2025シーズンよりスケールを拡大して京都カップ、千葉カップ(仮)として複数エリアで選手権を開催する予定だそうです。

エンジニア選手権(CoRE)とは

ロボット

CoRE(コア)は、「The Championship of Robotics Engineers」の略で、次世代のエンジニア”挑戦的共創人材”を育てるための、ロボット競技を核としたエンジニア選手権です。
10歳以上という年齢制限はあるものの、学生から現役エンジニア、初心者から経験者まで誰でも参加でき、チームで大型ロボットを開発するプロセスでエンジニアリングとチームワークを総合的に楽しく学べる機会を提供するとのこと。
エンジニア個人やそのチーム自体の評価が一番大切であり、当日のロボット競技の結果のみならず、チーム活動や提出資料などの総合力を考慮した総合優勝制度や個人表彰制度を設けているそう。これにより、多様な視点でエンジニア個人やチームとしての能力を測り、今までスポットライトが当たることが少なかったエンジニア個人を評価し、同機構が定義する次世代のエンジニア“挑戦的共創人材”とチームを育成するといいます。

CoRE公式Webサイト:https://core.scramble-robot.org/
CoRE 公式X:https://x.com/Scramble_CoRE

参考

一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構について

団体名:一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構
代表者:川節拓実
URL:https://scramble-robot.org/

コメント