【ニュース】2020年のeスポーツ市場、収益約70%をスポンサー費が占める

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角川アスキー総合研究所は、国内のeスポーツ市場動向をリサーチし、ゲーム総合情報メディアの「ファミ通」を通してその結果を発表しました。2020年の収益の約70%をスポンサー費が占めることがわかりました。

国内eスポーツの市場規模

ゲームコントローラー

2020年の国内eスポーツの市場規模は、前年比109%にあたる66.8億円になったそう。
市場規模が大きくなった要因として、eスポーツタイトルのラインアップ強化のほか、人気ゲームタイトルのオンライン大会の開催が挙げられるそう。
また、同調査では2020年から4年後の2024年までの年間平均成長率を約29%と予測しています。eスポーツリーグブランド「X-MOMENT」の発足をはじめ、モバイルゲームeスポーツの賑わい、eスポーツファンの増加、オンライン大会やeスポーツ施設でのオフライン大会の定着、ほかメディアからの広告流入が主な伸びの要因になっているそうです。

市場の約70%をスポンサーが占める

2020年時点の国内eスポーツ市場の収益項目別の割合は、チーム・大会へのスポンサー料や広告費といった「スポンサー」の割合が半数以上を占め、全体の67.3%となっています。
コロナの影響もあり、大会やイベントがオンラインに移行したことにより、チケット収入が11.5%となり減少しました。
その一方、大手配信プラットフォームの大きな進歩により放映権の売買金額がアップしました。「放映権」の占める割合が前年の約2.5倍にあたる19.2%となったようです。
そのほか、アイテム課金・賞金が11.5%、著作権許諾が0.4%、グッズが0.2%となっています。

年々増えるeスポーツファン人口


2020年の国内eスポーツファンの人数(試合観戦・動画視聴経験者)は、前年と比べて142%にあたる686万人にのぼったそう。
巣ごもり需要を背景に、大会・イベントなどのオンライン化による配信数と視聴時間が増えたと考えられます。それに伴い、ファン人口も増加傾向にあるとのことです

参考

角川アスキー総合研究所について

会社名:株式会社角川アスキー総合研究所
代表者:加瀬 典子
URL:https://www.lab-kadokawa.com/